不定期連載:夜回り日記夏号+夏祭りのお知らせ

過去に何度もご紹介していますが、TENOHASIの活動で炊き出しに並ぶ
大きな柱として、毎週水曜日の『夜回り』があります。

平日ということもあって長時間の活動が難しいため、短時間で終われるように
手際よく進めて行きます。

ボランティアスタッフや、現&元路上生活者の有志(参加していたりいなかったりします)
が19時頃からお弁当を作り始めます。
中身は(ほとんどの場合)おにぎり、ふりかけご飯、混ぜご飯のどれかとなります。
作業場でパック詰め作業をして段ボール箱に詰めlんだら、
f0021370_11583597.jpg


台車に載せて池袋駅近くの公園に向かいます。
既に長い列が出来ています。

21時半になると、お弁当を配り始めます。とても淡々と進んで行き、
あっという間に終わります。
初めて夜回りボランティアをされる方には、まず21時半の弁当配りから
参加していただくようご案内しています。

さて、これでお弁当が全部なくなる訳ではありません。
というのは、行列の人数=池袋の路上生活者数ではないからです。
なんらかの事情で家や絆を失い、池袋にたどり着いて生活し始めたばかりで、
この弁当配りをまだ知らない人がいるかも知れない。
あるいは、体調が優れずに列に並べなかった人がいるかも知れない。
または、日雇いの重労働に疲れ果ててもう寝てしまった人がいるかも知れない。
どのような事情を抱えている人でも、「空腹」という状態は平等に訪れます。
富豪でも路上生活者でもダイエット中の人でも(…!?)

ですから、こちらから配りに行きます。
池袋は規模が大きいので、担当エリアを駅構内、西口、東口に3分割して、
夜回りを行っていきます。
f0021370_12501357.jpg


ちなみに、どのエリア担当になっても、
手馴れたスタッフが必ず入るので、初めて参加される方や、
「何回行っても東武と西武を間違えるのよね~」という方でも
ご安心ください。(^-^)

起きている方には、
「夜回りでーす」と声を掛けながらお弁当を配り、話しかけてこられた方には、
簡単な会話をしながら体調や、場合によっては生活状況などを伺っていきます。
もちろん、無理強いはしませんので、手渡して終わるだけの場合もあります。
むしろ、そのほうが多いのかも知れません。
寝ている方には、起こさないようにそっと置いて先に進みます。
f0021370_12545940.jpg


夜回りが終わったら、再び集合して、代表者が人数の報告を行い、解散となります。
夜回りの所要時間は、人数や一人一人への対応時間によって差が開きますが、
およそ1時間前後です。

炊き出しは、多くの方(300人程度)に一定基準のサービスを行うのが目的なので、
どうしても流れ作業的要素が出てきます。極力平等にするという事から、
これはこれで大切なことですが、
夜回りは比較的少人数(1エリア数十人程度)にサービスを提供する事から、
一人一人へのきめ細かな対応が可能で、
奉仕活動の原点に近いと言えると思います。
それゆえに、路上生活という断面から社会と向き合う真摯な姿勢と言いますか、
「セーフティーネットってなんぞや?」や貧困(ワーキングプア)や、
格差社会や雇用や医療や、
「どこかで私達は知らない間に自分と他人を差別することで優越感に浸ってはいないだろうか…」
という意識、
そういった様々に絡まった問題を考えるきっかけを私達に与えてくれます。

元を正せばただのご飯配りですが(^^;)


☆.:・'゜☆.:・'゜☆.:・'゜☆.:・'゜☆.:・'゜☆.:・'゜☆.:・'゜☆。.・*

次回炊き出し~2010夏祭りボランティア募集のお知らせ

☆.:・'゜☆.:・'゜☆.:・'゜☆.:・'゜☆.:・'゜☆.:・'゜☆.:・'゜☆。.・*

次回炊き出し(8/14)は、年に一度の夏祭りです!
いつもの炊き出しに加えて、この日は昼も配食!
過去1年で亡くなられた方を追悼する慰霊祭、
夏にはこれだね!のすいか割り
夜には、年に数度しかないカレー祭り!

と、やる事大増量のため、多くの人手を必要とします。
調理は午前9時開始、公園の活動は午前11時開始です。
もちろん途中参加、途中抜けOKです(^^)
それぞれいつもより早くスタートしますが、
「お盆だけど東京近辺にいる」「その日は俺ら東京さ行ぐだ~」
という方、ボランティアでいい汗かいてみませんか?

夏祭りを行う公園の場所は、【TENOHASIホームページ】の『活動内容』を、
調理場所のお問い合わせは、『問い合わせ』のメールフォームをご利用ください。

あなたのご参加をお待ちしています!

TENOHASI事務局
[PR]
by tenohasi | 2010-08-09 14:15 | 日々の活動
<< 夏祭り御礼 炊き出しボランティア日記Vol.28 >>