5/12(土)炊き出しボランティア日記


佐々木と申します。
埼玉県在住の46歳の男性です。
僕の基本的な思想は強い人にひざまずくよりも弱い人、困っている人の力になりたい。
そうは思っていても僕自身が弱い人間であり、自分が一番かわいい利己的な人間です。
ただ…今後の自分の人生を見据える上でも自分自身の殻を破りたいと思い、自分の人生の後半をボランティア活動に充てる事は出来ないだろうかと自分探しの旅を模索中です。
色々なボランティア活動をネットで調べていた時にTENOHASI様の活動を知り、512日の炊き出しのボランティアに申し込ませて頂きました。
後日ボランティアの会場や持ち物、集合時間、場所等記された丁寧な返信を頂きました。
ボランティアについて、色々な事を学び、体験したかったので気合を入れ、調理から片付けまでの参加を希望しましたが512日は片付けの募集を行っていないという事なので調理から配食までの参加で良いとの事でした。埼玉在住なので帰宅時間に不安があった為、少しホッとしながらも512日が来るのを大きな期待と少しの不安を胸に抱きながら日々をすごしました。


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12日当日、人生初のボランティア体験です。9時に家を出て、2度の電車の乗り換えを無事にこなし、グーグルマップの案内に従い、1040分頃に炊き出しの調理する場所に到着しました。(ご厚意で調理場所を借りているとの事なのでここでは場所名を控えさせていただきます。)現地に到着しましたがTENOHASI様の関係者らしき人は見当たりません。少し不安に駆られながらブランコの上で15分程時を過ごしていると…エプロンをかけてせわしく動く男性の姿が目に入りました。勇気を振りしぼり声をかけてみるとTENOHASI様のボランティアに参加している方でした。先輩メンバーにつれらた僕は渡されたガムテープにマジックで「ササキ」と書き、それを胸に貼り付けます。TENOHASI新たなボランティア「佐々木メンバー」の完成の感動的な瞬間です。
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00から事務局長の清野さん主導の元に調理前のミーティングが始まりました。ミーティングでは簡単な自己紹介と当日に炊き出しで提供する料理と仕事の割り振りを決まりました。最初に集まったメンバーは11名名前後だったと記憶しています。ミーティングでは集まったメンバーに茨城県から通っている方やこども食堂でも調理ボランティアに参加している方もおり、ボランティアの達人に混ざっての初参加のメンバーは僕を含めて3人でした。ベテランや初心者、老若男女、さまざまメンバーが揃いました。経験やスキルの差はあれどやるべき事はただ一つ、路上生活者の方に喜んでもらえる炊き出しの料理を作っていく事です。

512日の炊き出しの料理はカレーライスと野菜(ニンジン、キャベツ、キュウリ)の浅漬けです。カレーのルーは「大塚モスク様」が提供してくれるとの事だったので今回の調理班ではお米を炊く事と野菜の浅漬けを作り上げる事でした。

仕事の割り振りは挙手制だったので「料理ド素人」を自他ともに認める僕はお米を研ぎ係に立候補しました。簡単に思われるかもしれませんがその「量がスゴイ」のです。僕が参加した時のごはんの量は8釜。これは8L炊きのお米を8回分炊くという事です。計64Lのお米は約53.2キロで約355合になります。お米は炊きあがるとその重量が2.2倍なるらしいのでその重量を推測すると115キロ以上!ギャル曽〇ちゃんが10人いても食べきる事は出来ない程の量なのです。僕の仕事は8Lのお米をお釜に入れ、お米を研ぎ、炊き場まで運ぶ×8という仕事でしたが初めてという事もあり手際も悪く、1時間近くかかりました。

米研ぎのミッションも完了し、12時半ころだったでしょうか?お昼休憩の時間になりました。今回のまかないはそうめんとカレーライスそして色々なお菓子たちでした。糖質ダイエット中の僕は小盛のそうめんとタケノコの里で終わりにしましたが、席が近くだったスタッフの方は「ソウメンに様々な具の全部乗せ」や納豆ダイレクトという豪快な技を披露し、僕を楽しませてくれました。昼食では色々な会話があり、アットホームな雰囲気で楽しむことが出来ました。

昼食後お米を研ぎ終わった僕は野菜の浅漬け作成班に合流し、浅漬け作りにチャレンジする事になりました。大量のニンジンの千切りは終わっていたのでキャベツの千切りとキュウリの輪切りを行うのですが我が家では「食べる人専門」の僕にとっては難易度が高い仕事でした。隣にいてくれたボランティアの達人のご指導を頂き、時間は掛かりましたが何とか少し不揃いなキャベツ達、キュウリ達を作り上げる事が出来ました。切り刻んだ野菜達に塩昆布とダシの素を大量に投入し、水分を抜けば浅漬けの完成です。ニンジンの量が多めのオレンジ色の浅漬けの体積は20ℓ位の大容量!試食しましたが味付けはバッチリ!お店にだって出せるレベルだと思います。

浅漬け作りに貢献してくれた包丁とまな板達を洗い終わった後に少し時間が余ったのでご飯の炊き場を見学させてもらいました。ここでは茨城から遠征してきているベテランのGさんと神奈川の藤沢から来た初参加のIさんがコンビを組みご飯を炊いていました。プロパンガスのお釜で炊いたご飯を内側にビニールに敷いたクーラーボックスに詰める作業をしていました。こうして炊き出し会場までご飯を運搬するのですね。ベテランのGさんはごはんの炊きあがりの時間やプロパンガスの残量を計測の仕方を僕に丁寧に説明してくれました。聞くと彼は5年もTENOHASI様の活動に参加しているとの事でした。すごいなぁー!!

調理をほぼ終えた245分から事務局長の清野さんが僕を含めたボランティア初参加の3人にボランティアセミナーをしてくださいました。そこでは路上生活者の現状やTENOHASI様の歴史や活動内容の詳しい説明を受けました。僕が一番強く印象に残った事は「ハウジングファースト東京プロジェクト」。これは真っ先に路上生活者の方々に住居を提供しようというプロジェクトです。一度路上生活者になってしまうと社会復帰する事は難しい事なのは想像に難くないです。そして路上生活者の方は知覚的にそして精神的に障害を持っている方も多いと聞きました。色々な考えがあると思いますが僕は路上生活者の方々を「自己責任」と切り捨ててしまうような思想や社会ではなくなって欲しいと思います。

TENOHASI様の活動は、経済的に困窮し食べる事に困っている方々に炊き出し等で支援するだけでなく、それ以外にも毎週水曜日に行う夜回りや、路上生活者の方に住居を提供し、安定的な生活を送れるように支援していく事が目標なのだと…。それはとても崇高であり難しい課題だと思います。でもTENOHASI様はその難しい課題にチャレンジしているのだと…!ユニークで気さくな清野さんの眼差しがこの時ばかりは情熱的に輝いていたのが印象的でした。

夜回りってどういう目的で行うのだろう…と思っていましたがボランティアセミナーを受けたことで何となく理解できました。路上生活の方は金銭的に物質的に困窮しているだけでなく、情報面でも精神面でも大きく困窮しているのだと…。TENOHASI様は、夜回りによって路上生活者の方に情報提供し精神面を支えることで、安心を与え信頼を得る活動をしているのだな…と…。、

ただ、路上生活のままで今のままでいいという人も多くいるようです。もちろん人は自分がどう生きるかは自分で選ぶ権利があります。

TENOHASI様でも賃貸マンション(シェルターと表現しています)を借り、路上生活者の方にまずは住居を提供してから生活保護やアパートの入居の手続きに同行したりして支援を続けているのです。一人でも多くの路上生活者の方が人間らしい暮らしを送れるように…。

ハウジングファーストはアメリカの「パスウェイズ・トゥ・ハウジング」という団体が実践しています。視聴しましたがとても素晴らしい動画でした。興味のある方は是非下記の動画をご覧になって欲しいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=u6R8Dbhh0bk

研修が終わると調理片付け等はほぼ終了しており、調理班のメンバーはほぼ解散していました。僕たちの初ボランティアメンバーがセミナーを受けている間に調理器具の片付けや料理のトラックへの積み込みが終わっていました。こうして僕達が作った料理は炊き出し会場の東池袋中央公園へと向かい、多くの路上生活者の方の元へ届くのです。

調理班の仕事はここで終わりですが、僕は配食にも参加するため初参加のIさんと一緒に東池袋中央公園までバスで20分くらいかけて向かいました。
炊き出しの配食では、直に路上生活者の方に料理を届けることができました。(佐々木)


TENOHASIからのお願い★

調理班トラック運転手募集!!

普通免許でOK1.5トントラックです。
毎月第2
4土曜日の15時から20時頃まで、調理場所から東池袋中央公園の2往復をお願いします。
月に一度、二か月、三カ月に一度でもかまいませんが、長く続けてくださる方募集します。

鍼灸班受付募集!!

毎月第24土曜日の15時から20時頃まで、設営~受付~撤収まで。
定期的に参加してくださる方募集しています。

どちらも、あまり負担に思わずに、「出来そうかな」と思われた方、ぜひご連絡ください。首を長くしてお待ちしております!!

★さらに、以下のお手伝いも募集中★

①資金のカンパ・衣類や食料品や日用品など物資の寄付

∟ご希望の方は、TENOHASIHP(tenohasi.org)よりお問い合わせください

会報誌編集・制作・校正など

③渉外スタッフ

∟助成金の申請など

④ソーシャルワーカー

∟炊き出し・夜回りの生活相談、生活保護申請同行(月・木)など

炊き出しの食材・燃料の発注作業

⑥広報

Facebookやブログの更新(関連するイベントやマスコミ情報の発信など

上記、お手伝いいただける方は、tenohasi@yahoo.co.jpもしくは、

TENOHASIHP(tenohasi.org)よりお問い合わせをお願い致します。

私たちと一緒に、TENOHASIの活動をより多くの方に広めてみませんか。または、平穏な日常に違和感を感じているあなた、普段の生活では見えないものが見えるかも知れません。

参加してみたい方、お待ちしております!
TENOHASI
は池袋で活動中です。


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by tenohasi | 2018-05-19 21:03
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