6/8(土) 炊き出しボランティア日記 |
私がTENOHASIに参加しようと思ったのは、困っている人を助けたいという思いからです。
私は学校を卒業したのはいいのですが、就職活動に失敗し、あまり友好関係も広いとは言えず、部屋で一人孤独感を感じていました。自分の将来がどうなるか不安になる中、同じように困っている人がいると思い、以前から興味のあったホームレス支援をしようと思い立ちました。
ネットで調べる中で、見つけたのがこのTENOHASIさんでした。『ほっと友の会』に参加してみたかったのですが、そのためにはまず炊き出しなどのボランティアに参加する必要があったので、思い切って岩手から東京に来ることに。
夜行バスを使って、はるばる東京へ。迷いながらも集合場所に何とか辿り着きました。
初めてという事で自己紹介をしたのですが、あまり緊張せずにスラスラと話せたと思います。
それから実際に調理に入りました。
それぞれ米とぎや野菜切り、運搬などの役割がありましたが、私が選んだのは『野菜切り』でした。
料理はほとんどした事がなく、ちゃんとできるのか心配だったのですが、教わりながら人参やキャベツを切っていくと、上手くついていくことができました。
料理の味見もさせて貰ったのですが、程よい濃さの味付けであり、味見している内に病みつきになるかもと思いました。こんなに美味しいものが食べられるなら、ホームレスの方々も元気が出るのではないかと思います。

実際に参加者の方と話をしていると、皆さんはいきなりの参加である私の話をしっかり聞いて下さり、とても良い人たちばかりでした。調理の説明の仕方も丁寧であり、スムーズに調理が進んでいったと思います。
私の趣味の話なども聞いて下さり、とても心地の良い時間を過ごすことができました。
その日は他に用事もあったので、調理の後は少しだけホームレスの方々に服を配ってから帰ったのですが、もしまた機会がありましたら、見回りや配給にも参加してみたいと思います。
私は以前から考えていたのですが、この支援ボランティアをきっかけに、改めてこのような方々を支援するような職に就きたいと思うようになりました。例えばNPO法人に転職したり、社会福祉士などの資格を取得する事を目標にしました。
具体的な期限はまだはっきりとは決まっておりませんが、30歳までにそのような人を支援する仕事に就けるように頑張っていきたいと思います。
改めて、思い切ってTENOHASIさんのボランティアに参加できて良かったと思います。
次に参加できるのはいつになるかは分かりませんが、また皆の助けになれればと思います。
(匿名希望)