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コロナ不況下のネットカフェ生活に聞きました 続き

昨日のAさんに会ってお話を伺いました。

T:昨日もネットカフェに泊まったんですよね。利用者の皆さんはどんな様子ですか?


A:特に変わったことはなかったです。
でも、もうコロナウイルスの感染が広がっていると思いますよ。
ネカフェで咳をしている人がたくさん居るんです。
マスクもない人が多い。
ちょっとくらい症状があっても、病院なんか行けないですよ。病院に行くと1日かかるでしょ。仕事に行けないとその分だけ収入がなくなりますから。


T:今夜出る緊急事態宣言で、ネットカフェやマンガ喫茶も都の休業要請対象になっています。昨夜泊まったネットカフェではなにか変化がありますか?


A:昨日泊まったネットカフェでは何の予告もなかったんです。
今日電話してみたら「今日は営業してます。明日はわかりません」と言ってました。

T:そうですか。もしネットカフェが閉まったらどうしますか?

A:完全にお手上げです。
ネットカフェしか泊まるところがないですから。
普通のホテルは一晩6000円とかでしょ。とても泊まれない。


T:では、どうします?


A:ネットカフェから出されたら、最後は段ボールで家を作るしかない。
公園で段ボールで寝るというのは違法なんですか?


T:違法ではないです。
警備員が来れば注意されるでしょうけど「他に泊まるところがないんです。朝まで寝かせて下さい」と主張したら、実力で排除されるようないはずです。


# by tenohasi | 2020-04-07 21:58

コロナ不況下のネカフェ生活&派遣労働者に聞きました。

Aさんは30代後半。もとは正規の仕事をされていたが、友人の借金の保証人になって職を失い、日雇い派遣でネカフェ生活になられた。

そして、この前の越年越冬活動(年末年始の炊き出し)に「年末に仕事が切れてネカフェ代がなくなった」と相談に来られたので、アンブレラ基金で年明けまで支援させていただいた。

そのAさんが、このコロナ不況下でどうされているかと思って、電話してみた。

*A:Aさん T:TENOHASI 

T:お久しぶりです。世間はコロナで大変ですが、Aさんはどうですか?

A:大変です。ついこの前も野宿しました。

T:え?お仕事は日雇いとはいえ、いろいろやってましたよね。

A:それが、みんななくなりました。

今継続しているのは虎ノ門のビルの工事現場だけです。

T:イベント関係の、テキ屋さんの手伝いもやってましたよね。

A:はい。「花見の時には頼むよ」と言われてました。でも、花見が全部なくなって。

T:あ、そうですよね。でも、メインの仕事は建設でしたよね。

A:はい、現場管理とかの資格もあるので、仕事はそこそこあったんです。

でもコロナになって全部だめになってきました。

建設現場の材料は中国製が多いんです。コロナになってから材料の入荷まで一か月待ちとか。現場がストップして仕事が一気になくなったんです。あっても週に1回とか。

これで非常事態宣言がでたら、かろうじて続いてる現場もストップでしょう。

T:作りかけのビルとかが放置されるってことですか?

A:はい。だから頼りは虎ノ門の仕事だけで。仕事のある土日は虎ノ門まで歩いて2時間かけて往復しています。

T:それは想像以上のピンチですね。どうされますか?

A:仕事を探しています。面接は10件以上行きました。でもどこもダメ。

T:この不況ではどこも雇ってくれないですよ。

A:でも、あきらめたくない。

T:今夜のネカフェ代はあるんですか?

A:いま、所持金は2000円。ネカフェ代1500円だけ確保して、食事はネカフェの無料のソフトクリームだけとか、カップ麺1日一個とかですませるようにしています。

今使ってるネカフェは安いのがいいんですが、シャワーが別料金なのでシャワーが浴びられない。

洗濯も量が多くて1回1000円とかかかっちゃうから、できない。

だから、今、すごく臭いんです。

ネカフェに同じような人がたくさんいます。くさい。

ダニがいる人もいる。この前泊まったら、背中が食われて大変だった。

僕は喘息持ちなので薬が必要だけど、買えない。アスクロンというんだけど、買うと2000円位する

T:あらら、これでコロナにかかったら大変じゃないですか。

A:池袋の炊き出しの医療相談でT先生が渡してくれたのが最後。

T先生は「僕の病院に来てくれたらいつでも上げる」と言ってくれたんです。でも申し訳なくて行けない。

T:生活保護受けませんか?

A:保護を受けたら集団生活でしょ。ホームレスの人たちと。怖くて行けないです。

死んだ父親も東京で仕事をしていた時にホームレスの人と知り合いになった話をしていたんです。

「すごくいい人もいるんだけど、そうでない人もいて、アルミ缶回収の縄張りを侵しただけで殺されそうになった人もいた」って聞いてます。

この前も公園で2日野宿したけれど、ホームレスの人に近づかないように木の陰とかで寝てました。

でも、あきらめたくない。かならず仕事を探します。

T:明日、事務所に来てくれればお風呂も洗濯もできますよ。昼頃とかどうですか?

A:ありがとうございます。でも、明日も面接を予約してるんです。池袋と、代々木と。

T:代々木?歩きで行くんですか?

A:はい。だから夕方にならないといけないんですけど、迷惑じゃないですか?

T:迷惑なんて言ったら罰が当たります。必ず来てください。待ってます。

ところで、今聞いた話をネットにあげてもいいですか?

A:もちろんです。同じような人がたくさんいるんです。ぜひ世の中の人に伝えてください。


# by tenohasi | 2020-04-06 20:39 | こんな風景

4月2日朝日新聞夕刊1面の記事にTENOHASIのコメント


新型コロナウイルスの感染拡大防止の一環で、安倍晋三首相が洗濯して繰り返し使える布マスクを5千万余りある全世帯に2枚ずつ配る方針を表明した。スーパーなどでの品薄は依然解消されず、政府が頭を悩ますマスク不足への対策だが、ネット上だけでなく政府・与党内でも賛否が飛び交っている。

 ツイッターでは、アベノミクスをもじった「#アベノマスク」というハッシュタグがトレンドランキングの1位に。「洗えば何度でも使える」「もらえるだけありがたい」といった感謝の投稿だけでなく、「#マスク2枚でごまかすな」もトレンド入りして、「マスクよりも休業補償を」などの声も広がる。

 7人家族で都内に住むパートの女性(44)は「我が家に2枚あっても……」と困り顔だ。「家族分までとは主張しないけど、一律同じ数というのはおかしい気がする」と話す。

 日本郵政の仕組みを使って配るとされるが、東京で生活困窮者らを支援するNPO法人「TENOHASI」の清野賢司事務局長は、路上生活者やネットカフェで暮らす人たちが対象にならないと心配する。「マスクがないだけでなく、そもそも『家にいる』ことができない環境にある」

 日雇い労働者の街・大阪市西成区のあいりん地区(通称・釜ケ崎)には、ゲストハウスや民泊などに暮らし、定まった住所がない人が多い。その人たちを支援する団体で活動する男性(49)は「そもそも国民一人ひとりにマスクが行き渡らない施策で、安倍首相のパフォーマンスにしか見えない」と憤る。確実に個人の手元に届くような配給の仕組みを考えるべきだと主張し、「1世帯に2枚という理屈は理解できない。場当たり的で情けない」と話した。

 東京都港区の浄土宗の寺院「日新窟(にっしんくつ)」には、失踪したベトナム人元技能実習生や留学生らも助けを求めてくる。支援団体代表の吉水里枝さん(50)は「どうやって失踪者に届けるつもりなのか。一度日本に受け入れた以上、責任をもって平等に支援してほしい」。

 感染者が増えた北海道北見市では3月、日本郵便の配達員が各戸にマスク7枚を入れた封筒を配った。住民票に基づく全世帯への配布ではなく、戸建てやマンションの郵便受けに届ける形。市には「届かない」「2世帯なのに1世帯分しか届かない」などの苦情が1カ月で約250件寄せられた。宛名が書かれていないため、下宿先の学生に届かなかったり、高齢者施設1棟に7枚しか届かなかったりしたという。

 市によると、日本郵便のスタッフが通常の態勢では足りず、区域に詳しくない人が応援に回ったという。


# by tenohasi | 2020-04-05 16:55

4月2日毎日新聞夕刊1面の記事でTENOHASIの炊き出し


新型コロナウイルス感染拡大の長期化は路上生活者らへの支援にも影響を及ぼしている。集まった人がクラスター(感染者集団)になることを懸念して炊き出しを中止したり、配布するマスクの数を制限したりするなど、支援団体が対応に苦慮している。【滝川大貴】

「嫌だけど…」拾ったマスク着ける

 陽気に包まれ桜の開花が一気に進んだ3月下旬の夜、東京・隅田川近くの高架下にしゃがみ込む男性がマスクを着けて歩く花見客を眺めていた=写真。生活物資などを詰め込んだカートの横で、自らも口と鼻をマスクで覆う。現在持っている2枚は、いずれも路上で拾ったものだ。知人からうわさを聞き、新型コロナウイルスへの感染が怖くなって着け始めた。「落ちていたマスクを着けるのは嫌だけど、ウイルスにかかるのも嫌だ」――。

 東京都豊島区周辺で路上生活者や生活困窮者を支援するNPO法人「TENOHASI」と国際NGO「世界の医療団」は、週1回の夜の巡回や月2回の炊き出しに合わせて3月14日からマスクを配布し始めた。国内で感染者が確認される前から冬季には希望者に配ってきたが、感染拡大を防ぐため、支援者からの寄付や昨年までに購入してあった3000枚超の備蓄の中から1人につき3枚配布。マスク以外にもハンドソープや消毒用のアルコール、独自にまとめた感染防止のガイドラインも配る。

 炊き出しでは、集団感染につながらないよう集まった人に事前にマスクを配布。100人以上が間隔を空けて1列に並ぶ。支援を受けた男性(67)は「マスクは1日おきに洗って使うようにしているが、無いよりもずっとありがたい」と話した。

 しかし、国内の新型コロナウイルス感染が収束せず長期化するなか、TENOHASIは配布から1週間で1人当たりに配るマスクを1枚に減らした。炊き出しの際に医療相談を実施する世界の医療団の武石晶子さん(41)は、「路上生活をしている人たちは、普段から野宿生活でほこりや粉じんを吸い込むことが多く、免疫力が低下したり基礎疾患のあったりする人も多い。万が一、新型コロナウイルスによる肺炎にかかった場合、重症化する恐れもあり、感染拡大を防ぐためにもマスクの着用が必要だ」と話す。

 また、都内の支援団体の中には集団感染を懸念して炊き出しを中止する団体もある。炊き出しがなくなった地域の路上生活者が他の地域の炊き出しに参加し、配布する食料が不足している団体もあるという。JR池袋駅近くの公園で28日夜に行われた炊き出しで弁当を受け取った路上生活者の60代男性は、「炊き出しもマスクの配布も無くなったら他の所に行くしかないが、困る」と話し、感染予防のため足早に公園を立ち去った。

 TENOHASIの清野(せいの)賢司(けんじ)事務局長(58)は「感染拡大は避けなければいけないが、炊き出しの中止は、路上生活者一人一人にとってはその日当てにしていた食事が失われることにつながる。最善の方法を模索したい」と話す。

 東京都福祉保健局によると、国は2月下旬、▽手洗いや「せきエチケット」の励行▽体調不良を訴える路上生活者に医療機関の受診を促す――などを路上生活者らに指導するよう行政機関に対して通達を出した。同局の担当者は「店頭でマスクを購入するのも難しい状況ということもあり、手洗いなど基本的なケアを行う指導を優先している」と話す



# by tenohasi | 2020-04-05 16:42

3月28日炊き出しボランティア日記

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この日は、コロナ感染を防止するため、通常の調理やボランティア募集はやめ、最低限のスタッフでお弁当を配布致しました。
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小雨の中、153名の方が並び
210個のお弁当と300食のアルファ米を全て配布。

コロナショックにTENOHASIはかつてのリーマンショックのような危惧を抱いています。

お弁当の配布は従来の炊き出しの数倍のコストがかかります。また並ばれている方全員にマスクを
配布しており、数が不足しております。

皆様のご支援を宜しくお願いいたします。


# by tenohasi | 2020-04-05 16:31 | 炊き出しボランティア

明日の炊き出しでもボランティアは募集しません!

みなさま

明日の炊き出しの時間帯は雨のようです。
そのため、衣類配布は中止し、医療生活相談とお弁当の配布だけ行う予定です。
コロナウイルス感染を防ぐため、活動はあらかじめ決めた少人数のスタッフで行います。
ボランティアは募集しません。
知らずに来て下さった方も申し訳ありませんがお帰り頂きますので、よろしくお願いします。

TENOHASI事務局 

# by tenohasi | 2020-03-27 14:24 | お知らせ

23日のテレビ朝日スーパーJチャンネルで炊き出しでのコロナ対応の様子が

3月14日の炊き出しでのコロナ対応の様子が、23日のテレビ朝日スーパーJチャンネルで放送される予定です。
https://www.tv-asahi.co.jp/super-j/
路上生活者への炊き出しがコロナウイルス感染拡大でどのような影響を受けているかをレポートした内容になる予定です。
テレビ朝日のスタッフは14日には炊き出しのお弁当作りから撮影を開始し、途中、荷物運びを手伝わされたりしながら(笑)、氷雨の中の配布、利用者の声などを熱心に撮影されていました。
放送は午後6時15分からが予定されていますが、当日のニュースによって、若干早くなったり、遅くなったりする場合があります。また急な災害や大きな事件・事故などが発生した場合、放送が後日になります。
# by tenohasi | 2020-03-21 13:24 | お知らせ

東京新聞社会面に「炊き出し継続へ奮闘 路上生活者らに パック詰め、弁当で工夫」

東京新聞社会面に「炊き出し継続へ奮闘 路上生活者らに パック詰め、弁当で工夫」と題して14日にコロナ対応をしつつ炊き出しを実施したTENOHASIと渋谷のじれんの記事が出ました。記事のweb版です。
https://www.tokyo-np.co.jp/…/list/2…/CK2020031902000123.html
# by tenohasi | 2020-03-21 13:22 | お知らせ

炊き出しボランティアのみなさまへ 3月は限定で募集します。

TENOHASIの炊き出しは3月も行います。
ただし、炊き出しでのコロナウイルス感染防止のため、できる限り少数のボランティアで実施します。
よくお読みくださいm(._.)m。

1.調理班 
   募集しません。*別のスペースで、あらかじめ決められたスタッフが弁当を用意します。

2.公園配食班 
   衣類配布(16時から17時)のお手伝いだけ、若干名を募集します。
 ※雨天の場合、衣類配布は中止します。

  あらかじめTENOHASIのお問い合わせフォームからお申し込みください。
  混乱を避けるため衣類配布を経験した方のみ募集します。
  当日は検温して平熱であることを確認してから来てください。また、公園で参加者名簿に住所を記入して下さい。
  身近にコロナウイルスに感染した方がいらっしゃる方は、参加はご遠慮ください。
  また申し込み後でも、発熱・体調不良・せきやたんなどの症状・身近に感染した方が出た場合は、参加はご遠慮ください。
  *配食(18時から)は弁当ですので、ボランティアは募集しません。

温かい食事を提供できないのは不本意ですが、炊き出しに並ぶ方は高齢者も多いので、できるかぎり感染のリスクを減らそうと考え、このように決めました。
よろしくお願いします。

TENOHASI



# by tenohasi | 2020-03-08 08:17 | お知らせ

3月も炊き出しはやります!

炊き出しを利用されているみなさま

新型コロナウイルス感染が拡大していますが、TENOHASIの炊き出しは予定通り3月14日・28日とも行います。

ただし、感染防止のため、いつもとは少し違う形で行いますので、ぜひお読みください。

1.はりきゅう(16時受付) いつも通り行います。
2.衣類配布(16時半から) いつも通り行います。ただし並び方は一列で、もらう人も配る人も全員マスク着用で行います。
3.コーヒー配布 中止します。
4.医療相談・生活相談(17時から) いつも通り行います。体調が心配な方・生活が心配な方はぜひ相談してください。
5.配食 (18時から) パック詰めの弁当を出します。公園では食べないで、持ち帰ってください。配り終わったら終了します。

いつものように温かいコーヒーと野菜たっぷりのご飯を出せないのは誠に不本意ですが、今月は炊き出しでの感染拡大を防ぎながら、健康と生活を守るためにできることをやっていきます。

TENOHASI

# by tenohasi | 2020-03-08 07:46 | お知らせ