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8/10(土)炊き出しブログ:夏祭り&慰霊祭2019



8/10(土)は、TENOHASIの夏祭りと慰霊祭を執り行いました。


皆様のお力添えのもと、無事に今年も終えることができました。

みなさまに、改めて感謝申し上げます。


当日の様子を、前回に引き続きYさんに執筆頂きました!

なんと、夏祭り後に、大塚モスクさんも見に行ってくださったとのこと。

来年の今頃、どうなっているのか。良い方向に向かいことを願うばかりですね。


後半に、夏祭り1日の流れを記載させて頂きますので、気になった方やお久しぶりの方も、次回是非ご参加いただけると幸いです。

また、当日の様子を動画制作のプロの竹内さんに、素敵なシーン満載の動画にして頂きました。(ボランティアでの作成!誠にありがとうございます!)

https://youtu.be/iwxfRuDL4Lg


当日の様子や、TENOHASIの活動の活動内容がわかる、ほっこり素敵な動画になっています。

みなさま、是非ご覧くださいませ!


◇・◇・◇・◇・◇・◇・◇・◇・◇・◇・◇




前回の「調理班」での初参加に引き続き、今回、家族4人で「配食班」に初参加しました。


この日は、「TENOHASI 夏祭り・慰霊祭 2019」という大きなイベントの日です。

お昼にそーめん、慰霊祭を挟んで、かき氷とスイカ割り、衣類配布があって、夕食にカレーと、なかなか大変な一日です。

私たちは一部分だけの参加でしたが、猛暑の中、朝から晩までずっと参加された方もいました。


今回、初めて配食に参加して、まず最初に驚いたのは、列に並ぶ人の多さです。

聞くと150人を超えていて、それでも年々少しずつ減ってきているとのことです。

夏祭りという特別なイベントの日だったからか、かなりの賑わいに見えました。

でも考えてみればこのお祭りは、年々盛り上げていこう!というよりは、徐々に人が減っていく方が状況的には望ましいわけで、ひっそりと人もまばらなお祭りになっていくことが理想の最終形態なのでしょうか。ちょっと不思議なジレンマを抱えています。


でもボランティアはたくさんいて活気があった方がいいとも言えます。だから人の数が逆転してボランティアが多すぎて賑わうぐらいが一番いいのかもしれないと余計な事を考えながらそーめんにネギをのせていきました。(前半にたっぷりのせすぎ、後半はネギ少なめになって、最後は足りなくなってしまいました……)


今回もTENOHASI調理班の人たちは150名以上の方々のために16キロのそーめんを作り、40キロの米を炊くというものすごい作業量をこなしてきたわけですが、この日は他にもすごい人たちの存在を知りました。


マスジド大塚(大塚モスク)の方々です。


夕方の配食のために、大量のカレーを搬入していただいたのですが、このカレーのクオリティがすごい。

しっかりと味のしみ込んだやわらかいチキンがゴロゴロと入っていて、とてもおいしかったです。

これほど具だくさんのカレーをこんなにもたくさん作るとなると、調理もかなり大変な作業だったことは容易に想像できます。この日は東洋大学の学生さんたちもお手伝いで参加したと聞き、少しうれしくなりました。


炊き出しにモスクの方々が参加していることを今回初めて知ったのですが、このマスジド大塚の方々、調べるとかなり活発に活動をされています。

東北の震災後、100回以上も炊き出しを行ったり、西日本の豪雨の際もすぐに駆け付けてボランティア活動をされていることを知りました。

これだけお肉と野菜が入っていれば、材料費も相当かかるはずで、かなり大きな組織なのかと思ったのですが……。

ちょっと興味がわいて、二日後にマスジド大塚のモスクの前まで行ってみました。

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 (↑緑の丸屋根と、カラフルな旗が目印。大塚モスクさん)

一瞬、見落として通り過ぎてしまいそうな細長い建物ですが、ちゃんと緑色の丸屋根が付いているのでモスクだと分かります。

それにしても、こんなにこじんまりとしたモスクの方々が、あんなも活発なボランティア活動を行っていたことに、私は二重の意味で感動したのでした。


列に並んでいた方たちは、カレーをもらって最後尾の方へ戻ってくると、食べながらもう一度列に並び直して二杯目をもらいます。

それを見越してカレーも400食分以上作っているそうです。

なかなか行列はなくなりません。

子供たちも配食作業の流れの中で、必死に動いていました。

余計な事を考える暇もなく、ただ遅れをとらないように付いていくのがやっとのようです。

ようやく落ちついたころにはもう辺りは薄暗くなっていました。


「ゴミ箱係」として行列の最後尾あたりに私は立っていました。

「ありがとうございました」「ごちそうさま……」と静かにゴミを分別して、ひとり、またひとりと公園を立ち去っていきます。

何人かでつるんで帰るのではなく、ほとんどの人がひとりで帰っていきます。


これからどこへ行くのだろう……。

あたりはもうすっかり暗くなっていて、彼らの背中はすぐに見えなくなりました。

まだもあっと暑いこの日、お祭りの余韻に浸る間もなく、彼らは過酷な現実へと戻っていきます。

一方で、そんな彼らを支える人たちが、ワゴン車やトラックに次々と荷を積んでいきます。

これから戻ってまた片付け作業を行うのです。


私たちは挨拶をして、前回同様、疲れ果てて、暑さでぐったりとなりながら公園をあとにしました。


来年の夏は東京オリンピックが開かれます。

お祭りはどうなるんだろう。彼らは来年の今頃どうしているのだろう。

カレーは来年も食べられるのだろうか……。

ちょっとそんなことを考えながら、私たちは電車に乗って帰っていきました。(山下友弘)





◇・◇・◇・◇・◇・◇・◇・◇・◇・◇・◇



「TENOHASI 夏祭り&慰霊祭2019」

■9:00~

調理班集合。作業工程を打ち合わせし、16キロのそうめんを茹でます!ベテラン勢の華麗な連係プレーが光ります。

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     (↑大きな窯で、そうめんを茹でます!普段は、お米を炊いています。)


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              (↑作業風景。各自分担して回します。)

■12:00~

お昼休憩。本日のまかないは、そうめん!七味・しょうがをたっぷりいれて。猛暑の中、働いた身体に冷たいそうめんが美味しい!染み渡りました。差し入れで頂いたアイスも格別でした!(私は3本頂いちゃいました~!)

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             (↑待ってました!つるつるで美味しい!)


■13:00~

東池袋公園にて、そうめんの配食スタート。うずらの卵をナルトが嬉しい。

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               (↑具だくさんで栄養満点!)

■14:00~

慰霊祭スタート。今年は6名の方にみんなでお祈りを捧げました。

讃美歌もみんなで合唱。どなたか、とんでもない美声の持ち主がいらっしゃいました。

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              (↑毎年、多くの方とお祈りしております。)

                
慰霊祭と同時進行で衣類配布も行いました。たくさんのサンダルの寄付を頂きました。日用品は石鹸が人気です。
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        (↑公園に直接持参頂き、寄付してくださる方もいらっしゃいます。ありがとうございます。)

■15:00~

スイカ割りスタート!今年は10玉ご用意頂きました。美味しいスイカをいつもありがとうございます。

ナベさん、見事に命中!


大塚モスクさんご提供のかき氷もあります!いつも誠にありがとうございます。こちらも長蛇の列。とても美味しかったです!

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          (↑いちご味にマンゴー味もありました!)



■18:00~

大塚モスクさんの本格カレー。具の鶏肉もホロホロで、とっても美味しい!

美味しいチャイも併せて。お子様方も、お手伝いに参加。いつも誠にありがとうございます。

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            (↑野菜の浅漬けを添えて。とても美味しいです!)

■19:30頃

片づけと公園の掃除をみんなでして、終わりのMTG。本日の配食数や並ばれた方の人数、ボランティアさんの人数をみんなで共有します。

最後は、事務局長、清野さんのお言葉で〆ます。

去年の夏祭りでは、途中でゲリラ豪雨に見舞われましたが、「待っている人がいる限り、必ず炊き出しを行う」と言ってたことを思い出しました。


■~21:30頃まで

調理場に戻って、後片付け。配食で使用した器材を洗います。最後の片づけが終わるまでが夏祭りです。




炎天下の中の長丁場。皆様、本当にお疲れ様でした。


皆様あってのTENOHASIです。

引き続き、宜しくお願い致します!


by tenohasi | 2019-08-20 10:05

TENOHASI夏祭りの動画をアップしました。

8月10日(土)の夏祭りは正解のうちに終わりました。
その様子を、映像作家の方が完全ボランティアで動画にまとめてyoutubeにアップしてくださいました。


その場の空気が伝わってくるようないい動画になっています。
ぜひ一度ご覧下さい。



TENOHASI事務局

by tenohasi | 2019-08-20 09:27

7/27(土)炊き出しボランティア日記

今回、初めて炊き出しのボランティア(調理班のみ)に参加しました。


高校生の息子がネットでこの活動を探してきて、土曜日だったので家族四人で参加することにしました。

言葉では知っていても、「炊き出し」の実態についてはほぼ何も知らない状態での参加でした。

窯で炊くお米の量は40キロ。野菜数十キロ。

これで150人分以上の食事を提供できるとのこと。

調理班のメンバーは20人ちょっと。

集合時間に集まった人たちは年齢も職業もばらばらで、毎回のように参加している人もいれば、私たちのように初参加の人もいました。

暑いから冷たいお茶はいつでも飲んでもらってかまわないし、休みたい時は好きに休んでもらっていいですよ、とゆるい感じで始まりましたが。。。


初参加の私たちは、「切る係」に配属されました。

まずは次々と台の上に載せられる大きなにんじんを切っていきます。

高校生の息子二人は家庭科の授業で包丁を持った程度で、家では食事の支度などしません。

ですがそんなことに関係なく、今は目の前のにんじんを掴んで切っていくしかありません。

ぎこちない手つきで、周りの人を真似ながらなんとか切っていきます。

親の私たちも同様です。周りの人を見ながら、黙々とひたすら切り続けました。

和気あいあいと話しながら作業をする人もいましたが、私たちは切るのが精いっぱいで、余裕のない表情で黙って切り続けました。なかなか暗い感じの家族です。


それにしても、ものすごい量の野菜でした。永遠に終わらないのではないかと思いました。

にんじん、玉ねぎ、キャベツ、白菜。基本的にどれも巨大で、玉ねぎはものすごく涙が出ました。子供たちはまったく耐性がないのか、やり方がまずいのか、猫背すぎるのか、周りの人たちの数倍の涙を流しながら切り続けていました。

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↑みんなで切った大量の野菜は、大きな寸胴3つで煮込まれ、野菜の旨味たっぷり栄養満点野菜スープになりました!


午前中働いただけで、昼食のそーめんをいただく頃にはもう疲れ果てていました。下の息子は座ったまま眠っていましたし、私もへとへとで体力もほとんど残っていませんでした。

ですが調理班の仕事をすべて終えた後、多くの人が配食の作業に移動するようでした。

自分よりも年配の方もまだまだ余裕があるようです。

そんな光景に驚くとともに、自分の体力のなさを嘆きました。


遠方から参加している人も多いみたいで、片づけを終えて帰宅する頃には夜もかなり遅くなったはずです。

窯の係の人たちは真夏の暑さの中、火の傍で大粒の汗をダラダラと流しながらも、爽快な顔で作業を続けていました。


丸一日を無給で提供し、これだけ大変な作業を何でもないような顔でこなしていく人たち。

何か強い思いに突き動かされない限り、そんなことは不可能なんじゃないかと思いました。

でもそこに深刻さや使命感といった重い印象はなく、どちらかと言えば自分が好きでやっている、楽しんでやっているというふうに私には見えました。

でもこれは配食にも参加していれば、また違った印象を持ったと思います。


野菜を切っている時に、芯をそぎ落とさないとうまく噛めない人もいるから、と教えてもらったとき、私ははっとしました。

目の前の野菜を切るのに精いっぱいで、この食事を食べる人の立場や状況を考える余裕もなかったからです。


炊き出しはこういう人たちに支えられているのだと知ることができただけでも、この日は大きな収穫となりました。

子供たちも包丁のスキルを上げただけでなく、彼らなりにいろいろと考えさせられたと思います。

配食にもまたいずれ機会があれば参加しようと思っていたのですが(やや先延ばし気味)、私が現場にシャツを忘れてきてしまったため、次回の配食に参加することが決まりました。

山下友弘


by tenohasi | 2019-08-03 22:54