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炊き出しにまたまた300人

今日は炊き出し。
まず初めに、高田馬場の新宿連絡会の事務所まで車で米と調理器具を取りに行きます。9時に着く約束でしたが、今日は渋滞で15分遅刻。
 公園に行くと、もういつものメンバーが準備を始めていました。今日は新人のKさんが初参加。みんなで道具を洗い、米をとぎます。
 2時20分からミーティング。Kさんのほかにお茶会にも初参加メンバーが。自己紹介をして、お茶会が始まりました。この日はスタッフが15人くらい、参加者がやはり15人くらいと大盛況で、座る場所が足りませんでした。
 そのころ、炊き出しにも最近参加してくれたメンバーが続々合流。
 医療班も活動を初め、たくさんの人が相談に来ました。風邪の人・ダニに苦しんでいる人(この前の夜回りでお会いして、今日あうことを約束した人です)等には薬や服をお渡しし、必要な人にはドクターが病院への紹介状を書いて、福祉につなげます。やりたい仕事に就けなくて悩んでいる人には福祉行動のスタッフが相談に乗りました。
 炊き出しは今日も300人を超えました。全都的に路上生活をしている人は減っているはずなのに、どうしてこんなに集まるのか?とても喜んではいられません。

 片付け・ミーティングのあと「パレスチナで3年助産婦をしていたHさんに話を聞く会」を近所の居酒屋で開きました。パレスチナの人々の絶望は、ゲットーに閉じこめられたユダヤ人に匹敵すると言うことが実感的にわかりました。こういう会をまたやりたいと思います。

 来週の日曜日は、6時から西池袋第2区民集会室 (豊島区西池袋3-8-20)で3月の定例ミーティングを行います。
TENOHASIに関心を持つ方ならばどなたでも参加できます。今回は代表が旅行で不在なので、みんなでたのしく悪口を言ってストレスを解消しようと思います(と料理長がいっていました)。終了後には飲み会も企画していますので、まじめな会議だけじゃちょっと・・・と言う方もふるってご参加下さい。参加できる方はメールをお願いします。もちろんアポなし参加もOK。

by s
# by tenohasi | 2006-02-25 23:34 | 日々の活動

夜回り

夜回り。
今夜も先週に続いてたくさんのスタッフが集まりました。ありがとうございます。
駅ナカでは・・・
 みんなでチューハイを傾けている人たち。
 シラミに苦しんでいる路上生活のベテランは、虫を見せてくれた。びっくりするほど大きい。
 昨日、カレーうどんを食べてからずっとおなかが痛い人。心配だけれども、救急車は呼ばなくていい、とのことなので、気休め程度の薬をお渡ししました。やっぱり心配です。
 賃金不払いが解決したけれど、力仕事はやりたくない。食品加工の仕事をしたいけれど、耳が悪くて雇ってくれない・・・と嘆く若い人。
 いつも同じところにいらっしゃる女の人。おにぎりをお渡しすると、ちょっとだけ微笑んでくれます。
 この日も12時近くまでかかりました。毎回12時はちょっと大変なので、出発を早くしましょう。

それにしても、一人一人個性も事情もかかている問題も違います。
金も力もわずかしかない私たちにできることはわずかです。
いったい私たちは何をしたらいいのか、? 何をすべきでないのか?

by s
# by tenohasi | 2006-02-22 23:14 | 日々の活動

夜回り隊のパワーアップ

遅くなりましたが、先週15日の夜回りの報告を・・・

 仕事が伸びて池袋駅みずほ銀行ATMに着いたのが9時45分ごろ。もうおにぎり配りは終わっているはずなのに、なぜかまだ黒山の人だかり・・・と思ったら、おにぎり&夜回りの参加者でした。
 1月に再開した夜回りは、レギュラーメンバーと言うべき人が8人くらいいます。といっても全員が揃うことは余りありません。そのとき集まったメンバーが駅ナカ・東口・西口の3班に分かれて夜回りをしています。出会った一人一人に声をかけて、ホカロンや残ったおにぎりを配り、薬を配り・・・かぜ薬のいいのがないのが悩みですが・・・特に支援が必要な人(前回の日系ブラジル人の人など)には何ができるかを考え、お話しします。いままでは、だいたい、東と西に二人、駅ナカに3人という構成なのですが、この日は初めて参加された人も含めて、女性3人・男性10人(たしか)という大人数。駅ナカは、何と6人で回ることになりました。
 そしてこの日は、久しぶりにたくさんの人とじっくりお話をしました。若い人・初めてあった人・いつも同じところにいる女の人・みんなの面倒を見ているちょっと強面の人,ずっと探していた人、etc・・・前回お会いした日系ブラジル人の方は、在日ブラジル人のネットワークと連絡が付いたのか「帰ることにした」と言っていたそうです。あえなかったのが残念ですが、路上を脱するめどがついたならば万々歳です。
 いろいろな方をおしゃべりをして、夜10時に始まった夜回り駅ナカ班の活動が終わったのは12時近く。時間はかかったけれど、充実した夜回りになりました。
 まだ夜回りデビュー前の皆さん、ぜひ水曜の夜は池袋駅東口みずほ銀行ATM前に来てください。

せーの
 
# by tenohasi | 2006-02-21 00:41 | 日々の活動

病院の医師の対応について

今日は福祉行動の日でした。 
土曜日の健康相談会に60歳代のAさんは、全身の関節のこわばりとはれ、そして胃が痛いこと、吐き気がすることがつらいと相談にいらっしゃいました。医師のS先生に要治療・要精査という紹介状を書いていただいて、休み明けの福祉窓口に一緒に相談に行くお約束をしていました。

豊島区の福祉事務所で医療券を発行してもらい、近くのN病院に行くことになりました。豊島区で保護を受けると大体この病院へ行くこととなります。実はこの病院に行くことには少々戸惑いがありました。というのも、そこの医師の、「ホームレス」となってしまった方への対応で、患者さんが傷ついたことがわたしたちが付き添ったときだけでも2度あったからです。
今まで、診察もせずに患者さんがそのまま帰されたり、病態が重くても診察や検査をしない、患者さんが傷つく言葉をいわれた、ということがありました。

今回もこの医師にあたることは分かっていましたので、不安を抱えつつも、関節の腫れが素人目にもひどいこと、歩くのにも難しい状態だということ、その病院で胃潰瘍の既往歴があり、入院もしたことがあるということで、さすがに対応を考えてくださるだろうという、不安まじりのかすかな期待を持ちながら、Aさんと付き添いボランティア2名で病院へ行きました。
 
 そして診察の順番が回ってきました。Aさんは、よろよろ歩き、耳も遠く、コミュニケーションが得意ではなかったので診察室にお体を支えながら、付き添い症状を説明しました。

「1ヶ月前から関節痛と腫れがひどくなりました。また、胃が痛く、吐き気がするそうです。」
と言うと、

B医師は、
「関節は整形外科に行ってください。
そんなことより生活を立て直すことを考えたらどうですか。
乞食みたいな不潔な生活をしてれば誰だって関節くらい腫れますよ。
 胃は胃薬出しておきますので。じゃ。」
と、目を合わせず、声色ひとつ変えずに言いました。

診察室に入ってからB医師はAさんの目も、顔も、脈も、関節も体も見もしませんでした。
あまりの言葉にあっけに取られてしばらく何も言えなくなってしまいましたが、Aさんのことを思うとこのまま引き下がるわけにもいかず、
「Aさんは、12月まで仕事をしていた方です。朝に2時間の関節のこわばりがあって、指先、膝、肩に関節痛と腫れがあります。胃潰瘍の既往もある方です。」
 と言っても、
B医師はやはりAさんを診ようともせず「まあリウマチってこともあるかもしれないけどね。」と言い、その場で診察を終わらせました。

Aさんは、病気で体を壊していた期間以外はずっと自立して働いてきた方です。それが1月にはいって関節が動かなくなってしまい、体中は痛み、毎日自分で4~5時間もマッサージしたり動かしたりしていないと関節がこわばり動けなくなってしまう状態で仕事もできず、やむに止まれず苦しい思いをして訪ねた病院の医師がこの対応です。
Aさんは、「ああ言われちゃしょうがないよね。かなわないもんね。」とつぶやいていました。

この医師は以前にも「乞食をやめれば病気は治りますよ」と、患者さんに対していったことがあります。

今後もこんなことが続くことはあってはならない、と思い、受付の係りの方にこの医師の対応と発言があまりにひどいことを訴えました。
すると、しばらしくしてわたしたちがもう帰ろうとしていた頃に呼び止められ、別のC医師が診察してくださることになりました。
C医師は「噂には聞いていたけど、そんな対応だったとは・・」としばらく考えこむようすをしてから、ことこまかく話を聴いてくださり、血液検査・尿検査・レントゲン、そして体の関節の腫れをさわって診て下さいました。採血も、採血台があるところまでAさんが立ち上がって歩いていくのがかわいそうだ、と言って、C先生が採血台を運んできて自ら採血していました。
Aさんは「すみませんねぇ。申し訳ないですねぇ。」とたくさん謝っていましたが、「いやよかったよねぇ。安心したねぇ。」と仰っていました。

同じ院内とはいえB医師とC医師の対応の間にはずいぶんな差がありました。
C医師は、その日に出た結果の中でリウマチの疑いがあること、治療には長い時間がかかるけど根気よく治療していきましょうと時間をかけてAさんに丁寧に説明しました。

C医師は、B医師の対応について、病院で考えてくださるといってくれましたが、一方で、お困りの方はわたしが診ますから、わたしのいるときにきてください、とも言っていました。
とはいえ、わたしたちが主に病院を訪れるのは、健康相談会後の休み明けの月曜日で、担当の医師を割り振るのは病院側ですし、B医師の対応について、病院側に真剣に考え直してほしいと思っています。
# by tenohasi | 2006-02-14 01:04 | 日々の活動

炊き出し無事終了

2月の第2土曜日のたきだし、無事終了しました!
今回はHPをみて、という初参加者の方と、2回目という参加者さんがきてくださいました。
いつも来てくださる方や、ご都合のよいときに駆けつけてくださる方、
たくさん集まり、和やかな雰囲気の中活動が行われました。

暖かな陽気で、並ばれている方も随分楽だったのではないでしょうか。
けれども、医療相談会にいらした人数は多く、(40名を越えていました)
お身体の具合を壊している方、多いようです。

今日、相談にいらした方の中のお一人に、外国人の方がいらっしゃいました。
実は水曜日の「夜回り」のときにお会いして、お声をかけたのですが、
1週間前からホームレス状態になってしまい、持ち合わせも全然ないようで、お困りの様子でした。
日本語もあまり話せないようで、その方の国の言葉を話せるひとも私たちの中におらずに
どうしたらよいのか考えていましたが、
とりあえず、その方のお国のネットワークを、歯科医師さんが教えてくださいました。
うまくつながると良いのですが、これからもフォローを考えていきたいと思います。
# by tenohasi | 2006-02-12 23:15 | 日々の活動