私は今回初めてTENOHASIのボランティアに参加しました。コロナ禍で沢山の人が生活に困窮していて炊き出しに沢山の人が訪れる様子をテレビニュースで見て苦労している人のために私が何か力になれる事はないのだろうかと思っていたところTENOHASIを見つけ参加することに決めました。
事前にTENOHASIが行っている活動についてやホームレスについて事務局長の清野さんからレクチャーを受けたのですが自分はホームレスについて何も知らなかったんだなあと痛感し、ホームレスへのイメージもガラッと変わりました。パワハラが原因で失業したり、病気、障がい、過去のトラウマなど様々な理由で働く事が困難な人がホームレスになってしまうこと、本当に悲しい事だと思いました。貧困ビジネスについて、ホームレス状態からの脱出がどれだけ難しいのかなど、国民全員が知り理解するべきだと思いました。 炊き出しには高齢の方から若い方、女性、ヘルプマークを付けている方、様々な方が雨のなか約250人の方が訪れました。生活に困窮しているように、炊き出しに並ぶような人には見えない方もいてこれもコロナ禍の影響なのかなと思い今までで一番コロナの影響を実感した気がして一刻も早くコロナが収束して欲しいと強く思いました。今回のボランティアに参加する前は誰かの力になれたらいいなあ程度の軽い気持ちでしたがボランティアが終わるとこれきりで終わらせたくないと思いました。 また参加します。ありがとうございました。 ボランティアm ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() #
by tenohasi
| 2021-08-19 15:15
| 炊き出しボランティア
これを読んでいるあなた、ぜひ一度、TENOHASI の炊き出しに参加してみてください。僕らよりも遥かにギリギリの世界で生きている、いろいろなおじちゃん達と接してください。炊き出し全体を俯瞰して見ていて、労いの言葉をかけてくれるおじちゃんもいます。「ありがとう」と感謝を伝えてくれるおじちゃんもいます。そして時には、おじちゃんに暴言を吐かれて、無茶苦茶な要求をされて、支離滅裂な主張を受けて、困惑や憤慨してください。そうしたら晴れて、おじちゃん達との一歩を踏み出しました。おめでとうございます。これからおじちゃん達と共に歩んでいきましょう。
炊き出しを続けて気づいたことなのですが、僕らがおじちゃん達を見ている(支援している)つもりでいますが、僕らがおじちゃん達に、支援者として相応しいかどうか、常に見られている(ジャッジされている)のです。多くのおじちゃん達はジッと黙って、僕らのことを信用できる人間かどうか、観察しています。炊き出しを続けて、時にはおじちゃん達と衝突して言い合いになりながら、ぜひ、おじちゃん達からの信頼を勝ち取ってください。ちなみに最近、僕は一部のおじちゃん達から、名前にちなんだあだ名を付けられ始めました。僕を炊き出しメンバーとして認めてくれた表れだと思い、嬉しく思っています。 また、おじちゃん達のほんの一部ですが、僕が先に名札を見せて名前を名乗り、おじちゃん達の名前を教えてもらっています。いろいろなおじちゃん達がいるので、僕に好意的なおじちゃん達に限定されています。そして、名前を教えてもらったら、できるだけそのおじちゃんの名前で呼ぶのです。名前のわからないかたへの声掛けは、「おじちゃん」、「お父さん」、「お兄さん」などと呼ぶしかないのですが、名前で呼ぶと関係性が変わってきて、更に良好な関係になり、炊き出しに協力してくれるようになります。 今、社会全体はどんどんホームレスを、不可視化しようとしているように感じます。社会全体が数字上でホームレスをゼロにしようとするのではなく、不幸な状況が重なってホームレス状態になってしまっても、誰もが安心していられる社会に、仮にそういう状態になってしまっても、直ぐに抜け出せる社会になって欲しいです。社会構造がこういう状態なので、完全になくすなんて不可能に近く、ましてや不可視化して、「見て見ぬ振り」、「臭いものに蓋」とか、僕はまっぴら御免です。多くのホームレスは、そもそも生い立ちから恵まれた状態になかったり、なんとか生きていたけど立て続けに不幸が重なってそうなってしまったり、家族関係が悪く他に友人知人などで頼れる相手がいなかったり、おじちゃん達と接していると、なんらかの障害を抱えていると思われるおじちゃんもかなりいます。 炊き出しに関して、必要な要素の一つが継続性だと感じており、それぞれの人生の中で不幸が起き傷ついている人達へ、一貫した炊き出しを提供して信頼関係を築き、根気強く接していくことかと思っています。社会全体の意識や心が解放されないと、本当の意味でホームレスの置かれている、状況改善は難しいと感じます。だから、まず炊き出しに参加してみてください。生身のおじちゃん達と接して、いろいろ感じてください。おじちゃん達の声なき声に耳を傾けてください。普段、あなたが遠目に眺めていた、どこかの街のホームレスにも、顔と名前があり、それぞれ個性があり、その人固有の人生があります。そこからなにか思うことや、考えることがあるかもしれません。TENOHASI の炊き出しでお待ちしております。 ※最後に、この文章内で「おじちゃん」という言葉が多用されておりますが、ホームレスは「おじちゃん」と呼ばれる年齢層の男性が圧倒的に多いだけで、女性のかたや若いかた、中には性的少数者や外国人と思われるかたもいらっしゃいます。ただ、日本社会から最後まで取り残されやすいのが「おじちゃん」達だと個人的には強く感じており、その為「おじちゃん」という言葉を多用しています。また、女性のかたや若いかた、直前まで仕事をされていたかたなどは、支援の手も直ぐに入り、救済されていくケースが多く、数回で炊き出しに来なくなることも多いです。最後まで光が当たりづらい「おじちゃん」達を中心に書きました。そんな、「おじちゃん」達に思いを馳せて読んでくださったら幸いです。 ボランティアスタッフ・みつや #
by tenohasi
| 2021-08-11 16:10
| 炊き出しボランティア
私は、今回、午前中の衣類整理と夕方の配食に参加しました。
コロナ前も少しお手伝いさせていただいていましたので、以前と全く違うやり方に変えながら支援を継続するのは大変だったのだろうなと思います。(「炊き出しに並ぶ方のために」との思いを持ちながら皆さんが活動しているところは全く変わっていません。) お寺での仕分け作業は基本屋外で行われます。テントの下で扇風機を4〜5台使って行いますが、首にタオルを巻いていないと汗がぽたぽた落ちてきてしまうほどです。そのような中、集まったみなさんは手際良く上着、ズボン、靴、アメニティなど、前回の戻り分と新しく寄付されたものを、サイズや袖や丈の長短を確認し、印をつけて箱詰めします。なかなか大変な作業ですが、これが、衣類の配布時に、短時間に種類別に並べられ、並んだ方が希望するものを探しやすくする秘訣となっています。 他にも、公園では、届いたパンや果物弁当等を配色する時にスムーズにお渡しできるように、付属品(ジャム、醤油、ソースなど)を忘れずに事前に袋詰めしたり、並ぶ方の待ち時間を短くして負担を減らす工夫をしています。 配食時は、「こんばんは」とか「お待たせしました」と声をおかけしながら、いつも並ばれる方の(私が覚えている範囲ですが)ご様子を見させていただいています。本当は並ばなくても良くなっていただきたいのですが、お顔を見るとほっとするというか嬉しくなるのも事実です。 毎回参加して思うのですが、この活動は多くの方の、お気持ち、気づき、アイデア、行動によって成り立っています。 私自身できる事は少ないのですが、これからも継続的に関わらせていただきたいと思っています。 Y.S #
by tenohasi
| 2021-07-16 14:04
| 炊き出しボランティア
「ホームレスの方の支援」というと、どんなことを思い浮かべますか? 一番多いのは「炊き出し」の風景ではないでしょうか。 私もそうだったのですが、tenohasiの活動に参加し、炊き出しだけではない様々な支援があり、それを支えてくださるたくさんの方の協力があることを知りました。 6月26日(土)、炊き出しの日(tenohasiの炊き出し活動は毎月第2、第4土曜日)。炊き出しと言っても、いきなり会場の公園に行ってご飯を配るだけではありません。配食、衣類配布、医療相談、生活支援相談など、1日の中で様々な活動・支援を行います。 まずは「衣類配布」の準備のため、場所を提供してくださっているお寺の敷地内で衣類の仕分けを行います。この衣類や、マスク、歯ブラシ等のアメニティは、ホームレスの方の命、安全、暮らしを支える大切なひと品です。これらは全国から寄付いただいたものが大半で、中には「少しでも役に立てれば」というメッセージを添えて送ってくださる方もいます。膨大な量の衣類や靴、カバン、アメニティを種類別に仕分けていくのもボランティアの仕事です。 仕分けた衣類をトラックに積んで、会場の公園へ。公園では別チームがすでに並んでいる方の整理誘導に当たっています。トラックから荷下ろし、リーダーと相談しながら、ボランティアのメンバーが衣類を並べていき、配布が始まると並ばれた方に希望するものを順次選んでいってもらいます(毎回早く無くなるのは「靴」です)。今、衣類配布に並ぶのは大体200人弱。その中には女性もいます。女性用の衣類やアメニティは男性用のご寄付のものに比べると数は少ないのですが大切なアイテムです。 衣類配布の後は「配食」の準備。パンや飲み物、果物、お弁当(この日は「大塚モスク」さんの美味しいカレー)を配置。これも、日中からボランティアメンバーが各地からピックアップに回ったり、仕分けて袋詰めをしたりと、実はかなりの作業量です。 配食が終わって片づけて反省会、解散となります。配食品のピックアップや衣類の仕分けからとなると、ほぼ丸一日です。 活動に参加するようになってわかったのですが、この1日のためにボランティアのリーダーは打ち合わせを何度も重ね、よりよい活動ができるように新しいやり方を検討しトライを繰り返しています。ボランティアのメンバーも、当日ただ指示を待っているだけの人はなく、割り振られたポジションの中で自分ができることを見つけて積極的に動いている人が多いです。ふさわしい表現でなく語弊があるかもしれませんが、私はこの時間をとても楽しく感じています。同じ目的のために全員が行動している、とても意義のある1日だと思います。 ちなみに、配食が終わってボランティアは解散しますが、その後も生活相談は遅くまで続きます。生活保護申請などの希望があれば後日それに付き添ったり、シェルターへの入居希望があればフォローを続けたりと、支援は決して1日で終わってはいないのです。 tenohasiの活動は、衣類・食品を寄付くださる方をはじめたくさんの方々に支えられ、それを実行に移すボランティアメンバー、まとめるリーダーの存在があって初めて形になると私は感じています。tenohasiの活動から学ぶことも多いです。ボランティアを始めるきっかけや理由は、社会のために、困っている人のためにという確固たるものがなくとも、「何かをやってみたい」と思うだけで十分。まずは行動に移してみるのが大切です。これからも、まずは自分ができることに取り組んで、ひいてはそれが社会のちょっとした役に立てば嬉しいなと思いながら活動していきたいなと思います。 ボランティアA #
by tenohasi
| 2021-07-03 15:28
| 炊き出しボランティア
今回が初めてのボランティア活動でした。以前から社会問題に関心があり、その一つである生活困窮者への支援について、ニュースや記事を読む度に実際に何かしたい気持ちを感じていました。けれど実際に活動することを考えてみると私の中ではかなりハードルが高く、行動に移せない期間が長くありました。それは誰かを助けられるほどの気持ちの余裕がなかったからです。振り返ってみると、学生時代も社会人として働き始めてからも社会生活上で悩むことが多く、自分の中を安定させることで精一杯でした。ただ幸運だったことに経済的に自立していて、家族との繋がりもあったため、だんだんと悩みが薄くなっていき、最近では自分の中で消化することができた気がしていました。そんな折、コロナ禍によって家や仕事を失う人が増え、そういった人々への支援活動も制限を受けていることを知り、一気に気持ちが傾きました。そうして今回、ボランティアに参加しました。 当日は昼過ぎに作業所に集合し、ボランティア同士で簡単な自己紹介の後、TENOHASIの活動理念など含め路上生活者支援に関するレクチャーを受けました。レクチャーを聞いて、「一人一人に寄り添う支援」を理念としていることを理解しました。同時にその理念を実行することが非常に難しいことも感じていました。レクチャーの中で路上生活者の人々が抱える問題を改めて列挙されてみると、過去の虐待や障害など、どの問題も複雑で、同時に個人的な問題でもありました。これらを踏まえた丁寧な支援を目指しているわけですが、その問題がその人の人生と切っても切り離せないものである以上、路上生活を脱するために適切な援助をするにはその人のこれまでの人生と向き合うことが必要なのだと感じました。この時には、路上生活者の人々、一人一人が生きてきた長い長い時間を辿って理解した先に、本当に必要な支援が見つかるイメージを持ち、一瞬ですが気が遠くなってしまいました。この活動に携わっている方々に対して頭が下がる思いもしました。 レクチャーを受けた後、支援を行う公園に移動し、配布エリアの設営、物資の配布作業にあたりました。日用品の配布エリアの設営中、予報外れの雨にざーっと降られましたが、しばらくしたら雨も止んで安心しました。エリアの設営中は周りのスタッフの雰囲気を感じ取りながらとにかくてきぱき動くように心掛けました。実際に支援物資を配布する段になっては、失礼がないように、また気の緩みからぞんざいな態度をとってしまうことが無いよう注意しながら、並んでいた方々に接しました。 今回支援に参加することで、生活困窮者と支援の実際を自分の目で見て確かめたいという思いが実現しました。参加前は自分にボランティアが務まるのかと不安と緊張がありましたが、現場では他スタッフからの指示のおかげで粗相なく作業を進めることができたと思います。今思えば、そこまで気負わずに参加しても良かったのかもと感じます。報道を見るだけ、ネットで問題について知るだけではなく、実際にその場に居て、動いてみることで認識が改まったり、現実感が増して問題が内在化できたりすることを実感しました。 帰り道、足が結構疲れていることに気付きました。物資の仕分け作業まで含めれば朝から晩までかかるこの支援を隔週で続けることは、私よりも随分タフと思われる中心スタッフの方々と言えど、体力的にも精神的にもそれなりの大仕事だと思われました。 中心スタッフの方々はじめ、関わられた皆様、どうもありがとうございました。 築地 球太 #
by tenohasi
| 2021-05-29 13:22
| 炊き出しボランティア
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